見に行って来ました。キャシャーン、キルビル2二本。

二本ぶっ続けで見て10時過ぎに帰宅。
toroneiさんからのリファがあり、アクセス数いっぱいでびっくり。皆様ありがとうございます。もう皆様の監督に対する辟易感熱意がひしひしと伝わって来るので嬉しい限りです。笑
で、映画の方のレビュー。流石に二本ぶっ続け6時間弱拘束は疲れました。内容がつかれさせたのもありますが。
キャシャーンキルビルの順で見ました。

まずキャシャーンから。
ストーリーですが、2時間半下らない戦争反対主張に付き合わされ、これにぶち切れた管理人が、紀里谷監督に復讐を果たすべく、付き人をぬっころしながら、大本営紀里谷監督の元へ向かい目的を成就するという話でよかったでしょうか?
すいません。とりみだしました笑。何か取り付かれたかの如く別人格がキーボードをたたいていました。
まわりくどいので、率直に。141分と1500円返してください。この映画は「赦す」がテーマですが、私は赦せません!6億円の予算どこに使ってるんや?
この映画の感想に「反戦映画」とのキーワードが使われるようですが、私は敢えて「厭戦映画」と名づけたいと思います。141分あんだけメッセージ満載でやられたら、厭〜な気分になります。
更に追い討ちとして、これはキャシャーンの名前使わしてもらった単なるメッセージ映画です。アニメ一話でもみるOR知っている人が見たならば撃沈されます。フレンダーは「ただのぶっさいくな犬」と化してます。( ゜д゜)ポカーン
でエンドクレジットにはアンドロ軍団や、その一味の名前が入っていますが、「おいどこがアンドロ軍団や?名前使ってる意味あんのか?」と突っこまさせてくれます。

批判ばかりでもなんですので、なんとか見所をば。
随所で言われてますが、映像美!これは今までの彼のPVを見ればわかるよう、随所に発揮され見る者を圧倒します。ただし、ポイントは外してますがね。
あとはカメオ出演の豪華俳優を如何にみつけるか。鶴田真由、グレイ(かなり気づきにくいと思います)、浜崎貴司が私の気づいただけでも確認できました。
更に喋らない宮迫の怪演技!この人役者としても、もう一線級と評してもいいと思います。終了後横にいたカップルが、「宮迫って名前の人いたけどほんまに? 違うよな〜けどあんな珍しい苗字のやつもおらんし」と言っておりました笑

まとめ。やや小バレあり。
キャシャーンという題材を外れ、ストーリーが暴走してしまったこの映画。その証拠は物語中盤にあると私は考えます。キャシャーンの一部分である、ソーラーメット。これが一度オブジェとしてアップで映ります。しかし、その後戦闘のどさくさで(この間着用せず)壊れたメットがワンカット映るのみで、結局最後までその姿は無し。これは監督がキャシャーンというキャラクターとの訣別を表明しているように、私は受け取りました。
彼にどこまでの思い入れがあるのかわからないが、昔見た「キャシャーン」という外側を使いたかっただけで、それに乗せてメッセージ全開にしたかったのでしょう。

http://d.hatena.ne.jp/architect/20040426
私と同じ事考えている方がいらっしゃったのでトラックバック
こちらの方はより突っこんで書いていらっしゃいます。
本当疲れたのよ僕も(苦笑)

あー疲れた。更に一言「よーく考えよー♪お金は大事だよ〜♪」彼に映像はとれても、脚本はできません。
長くなったので、キルビルは別枠で。