アジアカップオマーン対日本 レビュー

レビューもしたくないような試合です。が、拙ブログを訪問してくれる多くの方々もいますし、なにより自分のスタンスを明確にしときたいので。本日のタイトル並びにこのエントリの国名順が先日と逆になっているのは意図的なものです。
今現在4時半なのでとりあえず起床後にアップします。

赤いユニフォーム着た方々の方が、青いユニフォーム着た方々よりもリスクチャレンジプレー、クリエイティブ無駄走り、爆発的フリーランニング、スペースメイキング、そして今の大意表の持ち味(確実にいらんけどな)であるポゼッションサッカーまでやって多彩でした。C・湯浅健二氏(もろパクリというか全パクリですな。すんません)
では青い方々の何がいけなかったのか。
・プレスをかけられていない=かける位置が明白でない。
・運動量の低下、特にサイド。両サイドの加地、アレックスは何もしていなかったのでは?両人ともポジション取り、攻め意識、守り(本職ではありませんがそれでもプレスしないで下がるだけ、いっても一発で交わされるORファウルってオマーン相手やっちゅうねん)と最悪な出来。
・DFラインが深すぎる。というかラインの上げ下げの意識が皆無。あそこまで宮本も余るという事を遵守する必要はあるのか?気づけよ。もっともそこらへんはトルシエ時代にフレキシブルにやるっていうのを身を持って体験しているはずなのだが。。。そんな中、中澤の出来は抜けてよかったとは思うのですが、結構解釈は分かれているようです。
これを私なりに分析しましたが、私の様に評価するのはDF個人の出来を中澤一人でみるとOKという見方。そうでない方は3人まとめたらDF意思疎通が取れておらずああいう状況を招いたことが最悪だったから。に分かれるのではないかと。実際残り10分はあんだけ責められたのですから、確かにその観点からすると厳しいお言葉があっても仕方ないかと。しかし、リスクをとったプレーというのは彼にしかみられなかったと私は感じますので評価します。これをDF3人でコンセンサスをもってやっていれば今日のような事態にはならなかったのでしょうが・・・
宮本にDFリーダーを任すのはちょっとと最近思います。彼は良くも悪くも優等生タイプですので、こういった時の臨機応変さが弱いので。サンプルが少ないですが、田中誠が真ん中をつとめた時は完全リべロではなかったですし。とはいえレイクに「一人余れ!」とずっと言われてましたが。
前日の日記で加地のポジションが悪い→田中誠がそれのフォローに行く→裏を取られると書きました。これも彼の対応としては仕方ないでしょう。行かなくても問題ですので。ボランチが行けばよいのですが、動けてなかったですしね。裏を取られ、ピンチを招くという事が何回も繰り返され修正されないまま終わった事が一番の問題です。
アレックスのカード(遅延行為)ですが、あれは誰もフォローに行かなかったからなわけで、観戦していた時はもう引き笑いしてましたよ。

と徒然なるままに書き綴ってみました。ここ二試合(スロバキア戦、セルビア・モンテネグロ戦)と試合評は殆ど書いていませんでした。その理由は見ててもむなしい→見る気力が既に半減している→何かしながら見る→だめぽ。と、むなしさ共同体状態なわけです。代表戦は。現状が悲惨なので、おりたさんに至っては「覚悟の準備」という言葉まで出させてしまっています。
カタール代表が意味の無い時間はいらんと即刻トルシエを切ったよう、青い所も即断せなあかん状況なのですが(もうずっと前からいわれてますがね。)如何せんそういう動きはTOPの方々にはみられません。
ユーロの時は私も生き生きとサッカーを見ていたのですが、いまや死に体と化しております。普通にサッカー見るという行為は楽しいですし、素人同士が集まってあーでもない、こーでもないと酒飲みながら論議ができるものと思っていたのですが、それすら興させないサッカーはまさしく死。ようは批判の対象にすらならないサッカーです。形容するなら「死に至る病」@キルケゴールデストルドー渦巻く朽ちたサッカーとでも言いますか。もうね、あいつを呼べとかここを変えれば大丈夫なんて議論の余地はないと申しますか。朽ち木ですからね。

あと、このままいけば確実にW杯予選は一次でアウトでしょう。アウェイのオマーンに勝てないでしょう。(引き分けならままありうるでしょうが。)名将が率いるあのチーム。短期間で素晴らしく成長しているチームが立て続けに三回も負けるとは思えません。一戦目はアンカーを配置し、ホームという事を考慮したサッカーを行い負けたものの、守備的という土台を元に完全に狙いを定めて仕上げてきました。今回はうってかわって攻撃的に、また違う明確な目的をもってチームを仕上げてきました。無論三戦目もそういう作り方をしてくるでしょうし、そこらへんを間違う監督ではありません、二回負けて迎えるホームの三戦目ということでまた意図をもって仕上げてくるでしょう(当たり前ですが)。そして何より選手自身が同じ相手に3回も負けてられるかと、モチベーションの塊となって青い方々におそいかかります。これが一番大きいでしょう。
このまま青い〜が同じサッカーをした場合、成長要素も変化も(怪我という極めてマイナス要因で、メンバー及び構成が変わるという事はありますが。)ないので伸びしろがある相手しかもモチベーション付きに勝てる要素がありません。と極めてスーペー(スーパーペシミスト)理論を展開しましたが、誰か反駁してください。

おまけ。おりた氏曰く

ワールドカップを失うことはどうしても出来ないと思う方は、アジアカップでノルマをとかそんな悠長なことは言ってられない、次の試合までに監督を解任するべきです。監督はとりあえずいま重慶にいる人ならエドゥ以外なら誰でも良い、いや現在の協会及びコーチスタッフからの昇格は避けるべきでしょうが、とりあえず現在重慶にいることが分かっている人の中なら、セルジオ越後堀池巧長谷川健太の中の誰かという選択肢で構わないから、すぐにいますぐに監督を変えるべき、それが日本代表がドイツのワールドカップを失わないために出来る最初の一歩だと思います。選手が自主的に現状の打破に動くというのを期待する段階でもすでにない。

とおっしゃってますが、油算出国に首を切られた方が一名余ってますがどうでしょうか?笑
この二年間のしょーもない記憶は消えそうとなっておりますので、極めてノスタルジックに6月の思い出を再現する最も近道でラクな方法です。笑