ユーロ2004葡萄牙対露西亜

初戦に負けた事で明らかにエンジンがかかり、オーラあふれるサッカーへと変貌したポルトガル。初戦のような足元へのショートパス多用ではなく、縦への早い展開と個々が連動した有機的な動きをみせ、そこにポルトガルお家芸である早いショートパスが絡む形に。
そんな中先制点が生まれる。ルイコスタからポジションを奪ってスタメンのデコから、中に上がっていたマニシェへ素晴らしいパス。マニシェが体を捻りながらトラップし、ボレーシュート。美しい!サイドネットに突き刺さる。
前へ前への意識で終始ポルトガルが押し気味にすすめ、前半終了間際にはロシアのGKが、エリア外でハンドを犯し(別角度リプレイで見ると触ったか、触ってないか殆ど微妙な所)退場。
後半スタート。後半10分あたりの素晴らしいパスワーク=確かカウンターから右サイドに展開、中にいる選手にパス→スルー→左にいた選手がトラップ反転シュート→GKセーブでポスト直撃にしびれまくり!!これ見られただけで起きていた甲斐がありました。(選手名抜けているのはご勘弁を。補足どうやらシュートはフィーゴのようです。)これこそまさにクリエィティブ無駄走り(C湯浅様)と爆発的フリーランニングが生んだ、ポルトガルサッカーの骨頂!
そして終了間際には、やる気のないロシアDF陣へ早いカウンター→左サイドのC・ロナウド、ドリブルで引き離しながら中を見る余裕を見せ持ち替えて右足アウトサイドでパス!→中にいたフリーのルイ・コスタ、つま先で押し込みゴール!(*二人とも途中出場です)
で、2−0で終了。
と、褒め気味で書いたものの問題点はありなむ。まずFK。ゴール間近でのチャンスが2回あった。ロシアのGKは明らかに壁の無い方へ偏ってポジションを取っているにもかかわらず何故に壁の無い方へ蹴る?それも二回とも。壁越えたらゴールですよん。
また、退場しボールを掘り込むだけの攻めに終始し、モチベーションが明らかに下がったロシアに対しボールを支配しながら決定機を外す。そして妙な笑顔。多分ロシア退場でポルトガルも緊張の糸がゆるんだんでしょう。言ったそばから忘れてどうする!最終戦ギリシャ有利なため、恐らくスペインかポルトガルどちらかが落ちます。うーんどうなるやら。